桜が散るその時までは

作者

新撰組隊士と繰り広げる、甘い儚い切ないを目指したお話。桜と共に咲いては直ぐ散っていったあの人たち―例え皆が記憶の彼方に消し去ろうとも、私は、ずっと忘れないから―

澄み渡る青空のような色した羽織り。

忠義 ただそれだけの為に生きると掲げたあの文字。

何時も何時も私の屋敷の前を颯爽と駆けていく貴方。


声をかけたり、かけられたり、毎日ではないけれど、ほんの他愛のない会話をいくつもいくつも。

そうして私は貴方様のことを――




新撰組を題材に取り扱った恋愛小説。ハッピーエンドが目標ですが、切なさの残る作品にもしてみたい。