耳障りだった
この世界の音が
目障りだった
この世界の色が
まるで自分はここには存在していないんじゃないかっていう感覚に苛まれた
そうしたら
声が聞こえた
『この世界は素敵な音で溢れている』
『この世界は綺麗な色で溢れている』
『お前は確かにここにいる』
暗い暗い闇の中
一本の光ーーーーー