スキだよ。

作者瀬戸聖

『スキだよ。』それが優羽の最後のことば。私、もっと優羽の事知りたいよ。お願い、神様。もう一度…優羽に逢わせて。

「おい…篠崎里奈、俺と一緒に来いよ」



そういって優羽は私に手を差し出した。



スーツにエプロンなんて、変な格好の優羽を見て笑ったのを覚えています。



高校一年の春ー。


私はあなたに恋をしました。