・-つぼみ-・

作者hime

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俺は幼稚園の時、恋心という土に、


「恋」という芽が生えた―。


その花は、水も太陽もいらない…


いるのは「愛良(あいら)」ただ1つ―。


愛良を見るたびに俺の心に咲いた花は


大きく…


大きく…


成長している-。


高校生になった今でも―。


しかし、この花が咲くのには「愛良」だけでは足りない。


「愛良の愛」がいる―。


だから、今も咲くのをずっと待っている―。


たくさんの人が花の「必要なもの」


を変えようとした―。


しかし、俺は愛良しかだめなんだ―。


俺は…


人生で1人しか好きになれないらしい―。


俺は…


愛良が大好きだ―。


この花は…


何があっても枯れない―。