一人暮らしを始めた晴花の元に転がり込んできた記憶喪失の由雨。記憶が戻る時、二人はどうなるのか。
『世界は、奇跡で満ちている。
空から降ってくる雨のように、雪のように。
降り注ぐ太陽の光のように。
そして、緩やかに消えてゆく。
雨がコンクリートに吸い込まれるように、雪が土に溶けてゆくように。
いつか夜が来て、太陽が隠れてしまうように。』
大学生になり一人暮らしをはじめた晴花の前に現れた記憶を失った青年、有村由雨。
忙しく廻り始める生活で、二人の行方は………。
***未完です。***