クリスマスのプレゼントにサラという少女に渡されたのは、テディベアのシエロ。今ではもう埃まみれな僕だけど、それでもサラが大好き。忘れられたシエロの送るサラへの物語





あるクリスマスの夜。


僕はサラという女の子の元に、プレゼントとして渡された。



名前はシエロ。



クリスマスの夜、サンタがくれたリボンの色が由来なんだ。



くまのぬいぐるみの僕だけど、サラとはいつも一緒に居たし、これからも一緒だと思ってた。



なのに…



ねぇ、サラ。



僕は要らないの?



僕はここだよ。





埃まみれになったシエロが贈る、サラへの物語。



『それでも、好きだから』


※レビューを下さったカオリ様、楓様、とても励みになり嬉しかったです。ありがとうございました。