ちょっぴり残酷で異常な程の、一途過ぎる切ないラブストーリー。



「強がんな。」


 

 そう言われて、言うとおりにした。

 

           

「泣け。」


 

 そう言われて、言うとおりにした。


 

 そしたら次の三秒で彼はいなくなった。


       

 あ、そういえば。




 

「彼に名前で呼ばれたことない。」