俺の全ては、

作者mitsumi

君の全てを包み込みたかった...。 今の俺なら出来たとしても、君は――…





「好き…」


顔を赤らめながら言い、

一切俺の顔を見ようとしなかった君――…



「別れよう…」


しっかりと俺を見つめ

表情を変えなかった君――…




あの頃の俺らはガキだった…。



今でも君を幾度となく思い出す。


忘れないよ。


世界で一番愛した女だから…



梨茉、ごめんな――…