諒くんへ
―――覚えてますか?
私たちが人生という大きな本に刻んだ愛。
――――涙で前が見えない時があったり。
笑いが溢れる時もあったよね…。
人生の本の中ではたったの二ページあるかないかだけど。
私の中では人生の全てと言えるくらいの大きな大きな恋物語でした。
もう私は逝かなきゃいけないけどなぜか寂しくないんだ。
それはきっとあなたがくれたたくさんの思い出がありすぎるからだね。
――――この先
私がどんな恋をしても諒くん以上の人はいない。
――――この先
あなたがどんな恋をしても諒くんが好きな大きさは私をこえる人はいないよ。
――――ねぇ……
泣いてばっかなダメダメな彼女だったよね。
でもね…?一つだけ言えることがあるんだ…。
――――――私は…。
私は命が終わるまでずっと諒くんを愛してたよ
綾音より