受験生として日々苦楽を過ごす女子高校生・春喜は、ある日、交通事故に遭ってしまう。奇跡的に助かった春喜だが、何故か病院送りになってしまう。
「ちょ…!この大事な時期に入院って…!」
そんな悲痛な声も医者には届かない「届けよ!」。
不満タラタラに病院生活を過ごすことになった春喜は、ある日廊下で行き倒れになっている人物を発見する。
「だ、大丈夫…!?」
「す、すみまsゴハアッ!」
「ギャー!血が!血があああ!!」
負傷者(?)を救出した春喜は、その人が美少女と見間違えそうな華奢な少年だとわかりショックを受ける。
(わ、私より可愛い…だと…!?)
そんな春喜を余所に、春喜の人生は大きく変化していく。
冬幻郷
-春の来ゆる日まで-