“夏稀”


って呼ぶ声が好きだった




子供みたいな笑顔が

好きだった




あたしを抱きしめる

強くて温かい腕が




全部全部




大好きでした






あなたを愛し


あなたに愛され



初めて


“幸せ”の意味が


わかったんだ






この声も


この想いも






───もう届かない