絵は、好き。
見るのも、描くのも。
――あいつは、嫌い。
出会いは最悪だった―…と思う。
でも、そんなに悪いヤツじゃ無いのかなと、思った。
あいつのおかげで、助かったのは確か。
だって、
あたしの色あせた絵の世界に鮮やかな色が加わったのだから。