君へのプレゼント

作者彩加

園芸部の私は,顧問の先生には秘密で高校の庭園の隅で苺を育ててた。



その苺を収穫するとき,君と出逢った。


太陽に透けるくらいの金色の髪。


私は、見た目だけ着飾った地味な人間。


釣り合わないのは解ってる。


けど,

好きになっちゃった。


想いを伝えられないまま,長い時が過ぎて行ってしまった。