雨色帰り道/哀
淡く、切なく初恋の甘酸っぱさを感じる短編です。主人公の純粋で不器用なところに共感でき、どこか懐かしい気持ちになりました。結局この恋は叶いませんでしたが、主人公の変化や成長が感じられました。終わり方もスッキリとしていてしつこくなく、ほんのりとした余韻を残してくれます。短時間で読める長さですし、文章も読みやすかったです。