先輩と卒業とあたし

作者亜美

あたしが3度目に出来た恋。

その相手は、体育祭で組頭をやってた、先輩・・・。


最初はちょっといいなって想ってただけだった。


けれど・・・

目で追えば追うほど、なぜか想いは強くなっていた・・・。

深く先輩を好きになってしまったあたし。


先輩に一途になるために、諦めた昔の恋。

すると、その相手からいきなり告白された。


叶わないと分かっていても、先輩を選ぶか・・・

昔とても好きだった相手を選ぶか。


先輩とすごせる、卒業までの短い時間。


話すことも出来ないし、

叶わない恋だなんて分かってる。

もしかしたら、なんて期待もいだけない。

けれど・・・お願い。


振り向かなくてもいい。

話せなくてもいい。


せめて・・・せめて

卒業の日まで

あなたを好きでいさせてください。

あなたの後ろ姿を見つめさせてください。

影で、想わせて・・・。