ハル
文句なく素敵な話です
作者・たまさんだからこそ書ける作品です。
「幼なじみ」や「空港でのキス」というありがちな素材をここまで料理できるのはすごいです。
主人公「のろ」の語り口調で進む話は、読みやすく感情移入できます。
展開が早く感じるような場面もありますが、それはむしろ余分な話がないという清々しさです。
ラストに向かうまでの展開は予想が尽きますが、大事なのはどのようにラストに着地するか…作者はタイトルを見事に活かして着地しています。
読みやすく、感動できるいい作品です。
この作品と一緒にたまさんの他の作品も読みことをオススメします。