狼オンナ。

作者yui


俺にこの日常から抜け出せる日は来るのか。



俺は今何をしたらいいんだ。




今日も俺は朝刊に挟まっている転職案内の広告がないか、がさがさとあさる。


見つけてはその上に這いつくばり、30分間ずらずら書かれた数字や文字を見て希望の光を探す。



でもそんなのはどこにも無くて…。



地獄に突き落とされる。


俺はいつものように窓際に行き、外を見回した。



視線の先には

窓の向こうには

俺の中には


いつも



いつも 君がいたね。