この街の冷めた人ごみの中たたず私に声をかけてきたオヤジ。そのオヤジについていくことにさえ抵抗を失ってしまった。感動の軌跡




私はこの街が大嫌い




通りを行き交う人の群れは




土砂降りの中傘もささず





ずぶぬれの私なんか




見てみぬ振りをする





どいつもこいつも冷めている





『おじょうちゃん一人かい?』





唐突にそう話しかけてきたオヤジに





私は身を委ねる事だって抵抗はないのだ・・・