双子屋さんとのめもりーず

作者夜郗璢

自信をなくして家を飛び出した
財閥のお嬢様の美緒(みお)と
めんどくさがりでダラけた
容姿端麗の理容師の奏二(そうじ)の

甘くて苦くて優しい恋の話。

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ーめんどーだなー


それが貴方の口癖


あの日に貴方に出会わなければ

わたしは一生弱虫でした。


あの日にあの桜の木下に行かなければ

わたしは


一生あいつらの操り人形でした。


いつも笑ってて

綺麗な顔で私の名前を読んでくれて

その綺麗な手で私に触れてくれて

何もかも完璧な貴方が



「 眩しい 」