真っ直ぐで純真な少女、桜。小学5年生の時両親が離婚し、どちらにも引き取ってもらえなかった桜は東京の祖父母の許で暮らすことになった。
そんな桜の部屋には小さな窓が。
その窓を開けると隣に住む少年・純平の家があった。
両親に捨てられ、誰も信用しなかった桜は、純平の優しさに触れどんどん周りに笑顔を見せるようになっていく。
そして3年後、中学生になった桜は純平に不思議な感情を抱くようになっていた。
「純平が哀しいと、桜も哀しくなるの。どうして?」
これが、桜の初恋。
仲のよかった幼い二人に、思春期という壁が立ちはだかる。
親友みたいで、恋人みたいで、家族みたい。
大切な人に会いたくなる、純愛ストーリー。