7⃣月の雫*完*

作者MEGU

普通よりちょっとブスな女の子の恋ものがたり。運命のヒトとの恋の様子を切ナク書き綴ってます。


リクの車から降りて家まで帰る時。


寂しくて、帰りたくなくて、できる限り車を降りるのを焦らした。


でも帰らなきゃいけなくて、そんな未成年で自分一人じゃ生きていけない自分に苛立つ。


リクの車が去ってから歩き出すあの道。


寂しさを紛らわす為にいつも空を見上げていたよ。


そこには変わらず毎日月が煌めいていた。


その淡い光は思いのほか心強かった。


悲しい時は月の下で涙し、嬉しい時は月の下で笑った。


そんな私をいつも見守っていてくれた月。


月が放つ光の雫を感じながら、私は一生懸命恋をした。


全力で、恋をしました。