君と詠んだ歌

作者しずく

本屋でアルバイトをする僕は最近気になる女の人がいる。
彼女は毎日僕の働く本屋で立ち読みをして帰っていくのだが...

僕の働いている本屋にその人が来たのは、秋が過ぎてちょっと肌寒くなってきて、クローゼットからコートを引っ張り出そうかと考えていた頃だった...。