自分の中に、個性豊かな四人の人物が入りこんでしまった主人公田口隼人の語り。多分20分あればスッキリ読み終わります。
あなたは自分のことをなんと呼んでますか。
僕という人もいるし
俺という人もいるし
私という人もいるし
我という人もいるし
あたしという人もいるし
あたいという人もいるし
自分の名前でいう人もいる。
自分は、自分のことを、自分と呼びます。
なぜかって、そう呼ばないと、自分の中で不公平だと論争が始まるからです。
ちょっと不思議なお話しです。