僕とワルツを

作者灰猫

赤ずきんモチーフの不思議ホラー。おばあちゃんが倒れた、親友が殺された。そんな絶望少女の前に現れた奇妙な男。「赤ずきん、おばあさんのお見舞いに行こう」

おばあちゃんが倒れ、

親友が殺され、

ボロボロになった女子高生、さよ。


もはや生きる意味さえ失いかけたその時、

奇妙な男によって不思議な世界に導かれる。


その男は、さよに向かってこう言うのだ。


『さあ赤ずきん、おばあさんのお見舞いに行こう』



訳の分からぬまま導かれるさよ。


赤ずきんとは?

おばあちゃんはどこに?



絵本の扉を開くとき


悲しい真実の扉も開いてしまった。



さあ赤ずきん、


この物語に


美しい結末を。