お花屋さんの彼

作者宮原紬生

言葉にしなければ伝わらない想いもある。
高校生の不器用な彼女がお花屋さんの不器用な彼に恋をした。
ただ精一杯に、恋をした。





言葉にしなければ

伝わらない想いもある。





『また、来たんですか』


「私、一応お客さんなんですけど」



『いつもの、ですか』


「っ…はい。いつものです」





不器用な女子高生

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不器用なお花屋さん