「ねぇ、伊藤……
私を、好きにしていいよ…?」
静かに、白いワイシャツが床に落ちる。
「ちょっ……なにしてんだ、お前…!」
それに焦る俺は、割と冷静な頭で、自分の置かれているこの状況を整理する――
(これは、夢だ)
(…もしかして、現実?)
(……いや、これは夢だ!)