大事なモノはいつだって
この手から溢れ落ちていく。
愛しいモノはいつだって
目の前をすり抜けていく。
「……クソ野郎。」
「お前の事、もっと知りたい。」
「知るのが怖いんでしょ?」
「あんたはどこにいるんだ?」
「その表情、好きっすよ。」
この世界はいつだって
あたし達に残酷だ。
【2011.10.01~未完】