高校3年の夏休み。受験まっしぐらだった寮生活。男子寮のはずなのに隣りの部屋に越してきた奴は女だった…。言葉を忘れた友香と愛を忘れた夏依都。二人の距離は壁一枚。


言葉を忘れた君が


ずっと聞いてたあの歌。



粉々になってしまったCDと


君の声の代わりに



いつまでも歌い続けるよ。



君が一人でも

僕を見つけられるように。




この声が枯れるまで。