きたみ まゆ

リアルなすれ違い
ピン―――ポーン
ピンポン ピンポーン

呼び鈴の音で始まり
その音で終わる物語。

扉が開くのが待ちきれないような
せわしなく響く呼び鈴が

扉の前で待つ彼の気持ちを表しているようで
後半のシーンでは胸が熱くなりました。


旅立つ男の身勝手さ
残された女の心細さ


ドラマチックな展開の中に
男女のすれ違いをリアルに描いた
素敵な物語です。