作品コメント
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- 花道はなこ
愛鍵
最高の誕生日を迎えた次の日にいなくなった彼。
ええ?
なぜ、このタイミングで「旅」に出るの?
理解不能だった彼の行動。けど、全ては愛する女性との未来のために必要な時間だったのでしょう。
甘くて、素敵な、大人の恋。堪能させていただきました。 - きたみ まゆ
リアルなすれ違い
ピン―――ポーン
ピンポン ピンポーン
呼び鈴の音で始まり
その音で終わる物語。
扉が開くのが待ちきれないような
せわしなく響く呼び鈴が
扉の前で待つ彼の気持ちを表しているようで
後半のシーンでは胸が熱くなりました。
旅立つ男の身勝手さ
残された女の心細さ
ドラマチックな展開の中に
男女のすれ違いをリアルに描いた
素敵な物語です。 - 陽菜
ほんわか(人〃∇〃)*+シ。
さくちゃんと陽介君のとてもほんわかする作品です☆
初めてキスは、読んでてきゅんてなりました☆
ただ、途中でまさかの陽介の旅立ち。。
どうなるかと思ったけど、Happy End で良かった(´^ω^`)
とてもかわいらしい作品でした.:*:☆゚・*:。. - Chaaya
お守りの愛カギ
カギがあるのに
決して使わない陽介
インターホンを鳴らすたびに
きっと、幸せをかみしめていたのでしょうね
そして、不安な中、鳴らないインターホンを待ち続けるさくの1年はどんなにか長かったでしょう…
女は視野が狭くて、今の幸せを考えていたい
反対に、男は人生を考えてしまい
細かいことに目がいかない
この解釈の違いが、さくに辛い想いをさせてしまう
この時期があったことで、二人の結びつきが一層強まったことと思います
二人の愛カギがいつまでも二人のお守りでありますように
もう、さくを離さないでね!! - うのたろう
うつつのなかの鍵は夢と希望と愛
構成力が高く、細部や小物にいたるまで、一貫したこだわりが見られる作品でした。
物語の主人公は会社員のさくら。
恋人・陽介と同棲をはじめて三ヶ月目。
陽介の独特のあわただしいインターホンの音から物語がはじまります。
物語の展開は、さくら26歳の誕生日。
意味不明のおき手紙を残して陽介がとつぜんゆくえをくらませてしまう。
陽介に見捨てられたと思ったさくら。
音信不通でゆくえ知れずの陽介。
一年間があっさりとすぎていく。
そしてさくら27歳の誕生日。
この物語はクライマックスをむかえます。
合鍵、お守り、そしてラストのプレゼント。
この流れがとにかく緻密で、読んでいてにやにやしてしまいます。
個人的なベストシーンは、ペアのネックレスの形状。
明言されているわけではありませんが、ティファニーあたりのきゃしゃなデザインのものが容易に想像できます。
たよりないけど、たしかなかがやき。
陽介はどんなことがあっても、かならずさくらの合鍵をあけてくれることでしょう。
うつつのなかに夢がある、ちょっとすてきなおとなの恋物語でした。 - 櫻 叶
以外な展開!
甘~いラブラブバースデーから、突然の別れにビックリでした!w(☆д◎)w
どうして?と気になって、一気に読んじゃいました(笑)
起承転結がしっかりしていて、読むのが楽しかったです(*^^*)
でもまさか、一度浮気したとは…(゚Д゚)←
素敵な作品ありがとうございました! - 瑠愛
情熱的な恋から、穏やかな愛へ
再会し、心を寄せ合い、甘い同棲生活を送る陽介とさく。
だけど突然、さくの誕生日の翌朝いなくなってしまう…
初めはドキドキするような甘い描写と2人の馴れ初めが描かれていましたが
なぜだか、そんな甘い表現の中に胸が苦しくなるような切なさを感じました。
あまりに激しく求めあい、ひとときも離れたくないほどに
お互いを恋しあう2人
それに対して戸惑い、自分を探す旅にでた陽介と
そんな陽介が許せないでいるさく
激しい恋が生んだ、2人の距離
それはきっと、恋をどう自分の中に受け入れるか、という命題に対する男女の思いの差なのかもしれないと、思いました。
やがて帰ってきた陽介とさくが再会するシーンは、ジーンと心に沁みました。
きっと、距離をおいたことで、2人の恋が、穏やかな愛へと変わっていったのだろうと思いました。
恋に対する向きあい方の男女差がリアルに描かれ
ハッとさせられるけれど、心があたたまる素敵な大人の恋愛小説でした。