生きる意味を探し続けている、ルイ。18歳。
何も変わらない
ただ繰り返すだけの日々
その日々の中であたしは
人生最初で最後の
恋をした。
「ずっと一緒にいよう」
でもその恋はほんとに
人生最初で“最後”の
恋だった。
「ルイか?シラが倒れた」
「…え?」
恋人の病気
「治してよ!!あんた医者でしょ!?シラ助けてよォ…!!」
「ルイ!!落ち着け!!」
信じられない現実
叶う事はない夢
「治る方法はあります。でもドナーが見つかるには相当の時間が…」
「あたしならシラを助ける事が出来るかもしれない」
「やめろ!ルイ!」
愛する人が助かるなら
あたしの命はいらない
「さよなら、シラ」