鞠子和

テンポよく読める、身の毛のよだつホラー
身の毛もよだつ「怖い話」ですが、学園ものとしてテンポよく読めます。主人公を助ける友人二人が救いになっています。
血が飛び散るような作品は生理的に苦手ですが、そんな場面がなくても、背筋が凍るような話は創れるのだという、お手本のような作品です。わたしが読んだホラーの中で、一番、心の奥底にまでしみこんだ作品のひとつです。