芙佳
さすが『プロ』!
プロの作家さんの作品ですので、『さすが』の一言に尽きます。
豊富な語彙と言い回し、雰囲気作りは、素人とは比べ物にならないなと思いました。(だから『プロ』なんですね)
特に人間の狂気というか壊れていく過程に、魅せられました。
自分なら「幻覚を見た」「狂った」と、単刀直入に書いてしまいがちですが、
その過程を文章で表現するのが『小説』なのだよなあ~と改めて勉強になりました。
因縁のある再会、男が落ちぶれた謎、読み進めるほど確信に迫る恐怖。
ラストのオチ(っていうかイラスト)がコミカルで、作者様の宣言通り意表をつかれました。
教訓。『人に恨まれちゃロクなことねーな』