作品コメント
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- 芙佳
さすが『プロ』!
プロの作家さんの作品ですので、『さすが』の一言に尽きます。
豊富な語彙と言い回し、雰囲気作りは、素人とは比べ物にならないなと思いました。(だから『プロ』なんですね)
特に人間の狂気というか壊れていく過程に、魅せられました。
自分なら「幻覚を見た」「狂った」と、単刀直入に書いてしまいがちですが、
その過程を文章で表現するのが『小説』なのだよなあ~と改めて勉強になりました。
因縁のある再会、男が落ちぶれた謎、読み進めるほど確信に迫る恐怖。
ラストのオチ(っていうかイラスト)がコミカルで、作者様の宣言通り意表をつかれました。
教訓。『人に恨まれちゃロクなことねーな』 - オギクボ
読ませて頂きました。
さすがにプロの作品だとずば抜けて
違いますね。
比喩表現もすごいと思います。
読ませて頂いて私自信、結構勉強になりました。
狂う人の心ってこんな感じで描くのですね。
まだまだ自分は無理ですが…
「犬」なんですけど何らかトリック的な仕掛けがあるのかなって疑って読ませて頂いてたんですけど主人公が「犬」だったんですね。さすがに予想できませんでした。
他の作品も読ませて頂きますね。 - 門田モン
【門】壊れゆく心と衝撃
自称辛口批評家です。
困りましたよ、プロの小説を依頼されました。当たり障りのない書評をしましょう(冗談です)。
2人の真反対の人間を過去と対照する形で物語は語られます。
全体的に陰鬱で、寒々しい曇天の日をイメージさせる作品でした。
心の壊れていく様が良いですねぇ、勉強になります。また、主人公の持つ独特のコンプレックスが奇妙な味わいを醸し出しています。物語的には、ある意味ふたつのオチが用意され最後にガンガンと叩き付けられます。
衝撃的でガツンとくる終わり方、好きです(私も到底足元に及ばないですが似たような作品を書いているので)。
ただ、ラストのあの表現は文学的にアリ? と思ったので、本当のところは★4.5なんです。すみません。 - チャル
本当にあまり『な』ショック!!
ストーリーは本格派でズッシリしているのにとても読みやすいです。
二人の男性が犬という存在を軸に、泥沼のような中でもがき苦しみ、救いようのない狂気にさいなまれていく姿が描き出されていきます。
そして迎える驚愕のラストは・・・・・
誰も想像できない驚愕愕然の展開が待ち受けています。
プロの技術をぜひ堪能しましょう! - めぐり飛空
本格
超異色ホラーという言葉が本当に合う作品でした。
冒頭から、なにやら漂う異色の匂いにもかかわらず、読みやすくすんなり話に入り込んでしまいました。
思わぬラストを向かえ、驚き、そして感心してしまいました。 - 黒崎肆祐
完成されてます!
「犬」に狂わされた二人の男、特にエース鶴の壊れていく過程が、まるで本人の脳内映像を観ているようでした。
なんとゆーか、昔読んだ江戸川乱歩とかのような独特の文章が、だんだん違和感なくなり逆にリズムになっていくのが心地好かったです!
「」が大事な言葉を押さえてくれてるのも読みやすさに繋がってますよね!
で、オチですが…絶対そういう場面じゃないのに、笑ってしまった(笑)
「そうきたか!」みたいな(笑)
長さもちょうど良かったです!