‐虎ゆり‐ むくわれない少女

作者ちゅーぺっと



どんなに強がっても…


どんなに苦しんでも…


どんなに傷付けられても…


どんなに独りが辛くても…





誰もわたしを助けてくれる人はいない――



この御時世誰しもが自分、大切にしたいものだけで手が一杯だから。


こんなにちっぽけなわたしがどれだけ助けを求めても


誰もが聞こえないフリをするんだ。








――――もうわたしは、


……傷つきたくないの――。







だから…


だからもうわたしは鍵を掛けたの。



小さい時に。









もう、苦しくて自分を責めないように――ー…






虎ゆり

‐わたしを愛して‐