これが俺たちの、最初で
最後の、恋だった。
出会うべくして、
出会った二人。
『俺、憐いうねん。よろし くな。』
『あたし、優雨。よろしく ね。』
出会ったその瞬間から
歯車は回りはじめた。
『っ、嘘やろ…っ?誰か… 嘘って…いってえや…』
『何で…っどうしてえ…っ ?』
運命は、容赦なく二人を
引き裂く。
『…―誰よりも、何よりも "愛してる"』
これは、哀しくも美しい
二人の、愛の物語。