僕の彼女はヒト時々ネコ

作者カンラ

僕の彼女は、実は猫だ。

 僕は至って正常の神経をしている。

 けれども、その僕をしても、彼女が猫であることは変わりない。

 いや…

 単に『猫』としてしまっては、彼女に怒られるだろう。

 

 彼女は夜、猫に変わる。

 それは、彼女の生い立ちに問題があるのだろうけれども。

 僕と彼女の生活には、なんら問題はない。

 

 そんな僕と彼女の不可思議な毎日を、ちょっとお教えしよう。