「さぁ、白雪姫。右手にナイフを握って。あの城にいる女王を殺しに行こうか。」
そう物騒なことを言う目の前の男の顔は見知った人物のものだった。
その人物はオカ研の顧問、義晴先生。
・・この人苦手なんだよね。
「あの・・あたし白雪姫じゃなくて雪花です。ちなみに殺人もしません。」
そんなあたしの台詞は綺麗にスルーされた。
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彼女が迷い込んだのは小さい頃絵本で見た白雪姫の世界。
がしかし、そこは記憶にある世界とはかけ離れた血と憎しみに満ちた世界だった・・・。
*12/30:第一章-鏡1~2ページUP