恋を知らない女の子、萌が高校の先輩、隼人に恋する物語です。
もしもあの時、
寄り添って手をとって
その震える肩を、
揺れる瞳を、
止めることが
出来たのなら
どちらも傷付かずに
済んだのにね…
いくら過去を悔やんでも
仕方ないんだと
教えてくれたのは
あなたでした。
だったら私は…。
ずっとあなたの隣で
ずっと、ずっと、
あなたの隣で笑って
あなたのこと、見てたいよ
『ね、笑ってよ』
いくらでも、
『大好きだよ』
そう言うから────…