小さな家に住む私に、いつも手紙を持ってくる。
それは、赤い自転車の郵便屋さん。
「こんにちは、お嬢さん。」
「こんにちは、郵便屋さん。」
田舎の小さなポストの前で、毎日話をしてくれる。
幼い少女と若い青年の、
小さくて甘酸っぱい初恋の物語。