君といた夏

作者くろ

照り付ける太陽


儚くも

鳴きつづける蝉たち


汗ばむ体を起こし


グラウンドを見ると



いつも笑顔の君がいた




あの夏

僕等を繋いだのは


汚れを知らない

『太陽』と



決して交わる事のない

『月』




なぁ 満月


俺らの出会いも


この暑い


熱い夏がみせた


幻だったのかも


……………な?