私をつかんでふりまわし、飽きたらそのまま放り出す。
玩具あつかい。
私は彼にとっては取るに足りないもの。
ただ、それだけ。
秘密を守る交換条件として持ちかけられたのは、彼女のふりをすること。
その日から、私は学年一の有名人、桐谷隼人のお飾りの彼女となった。