朝海 颯妃

生命の煌めき
読み終えた後に、心に染み入る数多くの「言葉」の滴…

自然と目に浮かぶ情景は、どれも身近にある光景で、なんだか懐かしさを感じます。

移りゆく季節、移りゆく心模様を、柔らかく、美しさを持つ言葉で丁寧に綴られています。

そして、そこに垣間見える、生命の煌めきに、どんどん引き込まれていきます。自然も、人間も、生命の時間を一生懸命、生きている。

美しい、と感じるのは、決して永遠ではない生命が、懸命に生きようとするその姿。

強さも、儚さも併せ持つ生命の煌めきを改めて考えさせてくれる、素晴らしい作品です。