陽代はある日、校庭の隅の木の上で唄を歌う、ライオンのたてがみの様な金髪を持つ少年、キョンに出会う。 不思議な雰囲気を持つ彼には秘密があるようで――。
――ある日、木の上で唄を歌う
一匹のライオンに出会いました。
「ここから俺が飛んだら、どうなると思う?」
…大怪我すると思います。
純粋なライオンの正体は、
寂しがりやの少年でした。