伊東ミヤコ

爽快!!
よかったです!
本当に、本当に、よかったです。

両親を亡くしても、明るく健気に、ほんのちょっとだけ肩肘を張って生きている利香の前に、突然現れた年下くんの大樹。

タイトルどおり、たしかに失礼で、利香を振り回すんだけど、言い難い魅力がある。
少年らしさと男らしさの配分が絶妙。

また、利香の片想いの相手、慎也にもやられた。
実に、いい!
この展開で、こんなに嫌味なく好感がもてる人物に描けたのは奇跡。

ともすれば、お手軽な涙と笑いを誘う可能性のある設定であるにもかかわらず、実に気持ちよく、涙の入り混じった笑顔が自然と引き出されました。

最高の読後感。
オススメです!