人の性格なんて時間が経てば変わるものですよね。
あの時の君は、
純粋な女だった。
『ねぇ、お願い。キスして』
誘うように潤んだ瞳。
さらさらした髪。
細くしなやかな指。
柔らかいピンク色の唇。
白くハリのある肌。
細く肉付きの良い身体。
ふくよかで形の良い胸。
いつの間にか
彼女は、
俺の知らない女になっていた。
今、俺が感じるものは
彼女の吐息と
重なり合った 肌の熱。