とある少女と
とある双子のお話。

『愛なんて』

と思う。



愛ほど不確かなものなどあるのか。

あると分かっていても、

目に見えない。

手で触れられない。

それが愛。


だから人間、不安になるのだろう?

相手を疑ってしまうのだろう?


いつか裏切られるのではないか。とか

ふとした瞬間に消えてしまうのではないか。とか



そんな恐怖に襲われるくらいなら

最初からいらない。そんな曖昧なもの。

むしろ、知らない方が楽。


そもそも他人なんて信用できないし、

関わりたくない。

私はエスパーじゃないから

他人が胸中で何を考えているのか分からない。


人を簡単に信じる奴は、お人よし以上に馬鹿だと思う。



私は自分以外を信じたりしない。

自分は自分を絶対に裏切らない。



寂しいなどとは思わない。

自分が可哀相だとも。



これが私の生き方だ。