きっと　ぼくは　あのもりをめざすだろう

大切な仲間 ひとこぶラクダが仲間を探す旅のお話。 自分は一人かもしれないと不安になりながらも希望を持ちつづけて旅をする、その前向きさに心打たれます。 最後には本当に大切な仲間は、近くでちゃんと自分を見ていてくれていたことに気づきます。 私たち人間も新しい多くの物を求めるけど、本当に大切な物はもう近くにあるのかもしれないなって思いました。

AnN

2010年11月18日

ひとりじゃない ひとこぶらくだのビョンは、広い砂漠をたった一人で旅をしています。 どこかにいるはずの仲間を探して。 でも、なかなか仲間は見つかりません。 文の中に挟まれている少し淋しげな砂漠の絵と、ビョンが時折見せる淋しそうな絵がとても印象的で心に響きます。 けれど、孤独を感じたビョンを元気付けてくれたのは空の星達でした。 「みんながいるから一人じゃない」 その言葉は、気付かないところで自分を支えて見守ってくれている人がちゃんといるということを教えてくれます。 希望を持ったビョンが、また歩き出すラストシーンもまたとても印象的です。 淋しくなったとき、勇気を与えてくれるお話です。