ステルンベルギア

作者美咲

愛を知らずに育ち、本当の愛なんて存在しないんだと思っていた美緒。そんな美緒に“愛”を教えてくれた男の子・海。・・・そんな二人のお話です。※海の存在以外は実話です。


愛のない家庭。




そこで私は


愛を知らないで育った。



私は


人の愛に触れたことがない。





だから


愛がどういうものかなんて知らない。


分からない。





分からな・・・・・かった。




貴方に


出会うまでは。





世間一般から見たら、


私たちはまだ子供で、


「子供のくせに愛を知った風にするな。」


って言われるかもしれない。






それでも、


愛に飢えていた私に


“ 愛 ”を教えてくれたあなたは



私を


ちゃんと理解してくれる



私の


たった一人の




かけがえのない


大切な人。





――――ねぇ


聞こえる?




私はもう


ちゃんと


愛の意味を知って



歩き始めてるよ―――――






※この物語は実話を少しだけ元にしたフィクションです。

実際の人物名・団体名とは一切関係ありません。