余命宣告された少女の元に現れたのは、人の命を吸う悪魔を名乗る青年だった
愛と命と最後のキス/はじめアキラ
『どうせ死ぬってならさ、俺にその命を分けてくれよ。ちょっとくらい、寿命縮まっても構わねーだろ?』
余命宣告を受けた十八歳の少女、チェリー。
自分はきっと、元気な誰かの代わりに病気になったのだ――そう思うことで運命を受け入れようとしていた少女の目の前に現れたのは、黒い服に黒い髪、黒い翼を持つ悪魔だった。
毎晩、彼に命をあげるためキスをするチェリー。
どうせ役に立たない命なら、秘密の友達の糧になってくれた方がいい。そう思っていたチェリーだったが。
ファンタジー
- #純愛
- #切ない
- #人外
- #どんでん返し
- #恋愛
- # 「23お題」幸せになってね